2006年 02月 01日

江戸時代の時法

江戸時代の時間と暦について、面白い展示がありました。その解説文を引用して江戸時代の時間の感覚を記してみます。
○江戸時代の時間と暦(不定時法)
江戸時代の時刻は、日の出前の夜が明けだした頃を「明六ツ」、日没後の空が暮れる頃を「暮六ツ」と呼び、太陽の運行に合わせたもので、現代とは違い、暮らしに合った時間の決め方をしていました。
そして、明け六ツから暮れ六ツまでの間を6等分し、「昼の一刻」としていました。そのため、夏至の頃の一刻は約2時間30分、冬至の頃の一刻は約1時間40分と、実感通り「夏は日が長く、冬は日が短かった」のです。
因みに、昼夜の時間がほぼ同じ春分・秋分の頃の一刻は2時間でした。このように季節によって昼夜の長さに差が生じる時刻の決め方を「不定時法」と呼びます。
数え方は、五ツ、四ツと減って真昼に九ツとなり、また八ツ、七ツ・・と減っていきます(時計回り)これは夜も同じです。なお、「おやつ」の語源はこの時刻の呼び方によります(昼の2時過ぎ)

○時刻・方位の対照表
時間の呼び方は、ほかに十二支で呼ぶ場合がありました。「丑三ツ時(うしみつどき)」という風に真夜中の暁九ツを十二支の最初の「子」とし、以下丑・寅・卯・・・と続けます。そして夜に関しては、それぞれを更に4等分(一説には3等分)して、二ツ、三ツと呼んだそうです。丑三ツ時というのは夜中の2時か3時頃になるのでしょう。
また、十二支は易学などとも関連して、方位を表す言葉でもあります。

江戸時代の民衆の生活実感にあわせた時刻の決め方に大変興味をそそられます(東京駅八重洲地下街にこのモニュメントがあります)~時計の針は現代の時刻を示しています
e0086880_14213656.jpg
す)

by henryworld | 2006-02-01 14:22 | 街角の光景


<< New Year's ...      つるし雛 >>